こんにちは!嫁が看護師をしている旦那ブログの大西です。
看護師には正看護師と准看護師があります。え!そうなの?そんなこと知ってるよ!と思う人がいるでしょう。
でも、この違いは?と聞かれると「う~ん??」と答える人が大半だと思います。
これから、病院関係の仕事に就こうと思っている人、今一度ここで正看護師と准看護師の違いを理解して下さいね。
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資格はどうなっているの?
根本的に違うのは資格の種類です。
正看護師は国家資格となっていて、国が定めた国家試験に合格しないと正看護師にはなれません。一方、准看護師は公的資格となっていて、都道府県知事が指定した准看護師試験に合格すると准看護師になれます。
もちろん、国家試験、都道府県の知事准看護師試験を受験する受験資格は両者、全く違ってきます。
正看護師国家試験
高等学校を卒業後、看護系大学、看護系短大、3年制もしくは4年制の看護学校のいづれかを卒業して、厚生労働省の国家試験に合格しなければなりません。
准看護師試験
2年間准看護師学校に通って、都道府県の知事准看護師試験に合格しなければなりません。また、中学卒業後、高等学校衛生看護課(3年)定時制であれば4年を卒業でも、都道府県の知事准看護師試験を受験出来ます。
准看護師学校のカリキュラムは、週3日の全日制、週5日の半日制とパートやアルバイトなど働きながら学校に通える利点があります。
一般的に、准看護師の方がハードルが低いとされていて、働きながら准看護師学校に通えます。
准看護師からのステップアップ
高等学校専攻科もしくは看護短大又は看護師養成所で2年間もしくは3年間(定時制)で学ぶと国家試験を受ける資格が与えられます。(看護師2年課程)
仕事内容の違いとは?
正直、正看護師と准看護師との仕事内容はほどんど一緒と言っていいでしょう。注射、点滴、各医療機器の操作など全て出来ます。
しかし、准看護師は看護婦長などのステップアップは難しく、正看護師の方がどうしても優遇する病院が多いです。
また、正看護師は准看護師への指示ができ、基本的に准看護師は看護師への指示は出来ないとされています。
これは、業務上の責任と言う事で、医療知識や学力のある正看護師の方が上の位置になるからです。病院で働いている看護師を見ても、正看護師、准看護師の見分けが付きません。
昇進の違いとは?
正看護師の方が、厳しい国家試験を合格をしていると言う事で、給与面では准看護師より多くもらっています。
また、病院内で主任や看護婦長、師長、部長などの昇進も正看護師しか出来ない病院が多いですね。昇進を目指して、上の地位に上がる気持ちがあるのでしたら、正看護師になりましょう。
募集先の違いとは?
准看護師は給与面では安く雇えるので、開業医やクリニック、中小規模の総合病院であれば、よく募集をしています。
総合的に患者さんの介護や入院患者の準備、健康チェック、点滴や注射など何でも総合職を求めている病院が募集をしています。
一方、看護師になると国立病院や市立病院など国や都道府県の病院関係が募集をしています。また、オペ室など専門的な分野での活躍を望んでいる病院が多く募集をしていますね。
働きやすい違いとは?
准看護師でもパートの時給は1400円以上もらえて、一般のパートとは多くもらえるのが実情です。
なので、子育てが一段落した人が年齢に関係なく准看護師の資格もらえて、取得するハードルも低い准看護師が30代の奥様方に人気となっています。
また、正社員じゃなくてパートのみで考えているのではあれば、尚更ベストな資格と言っていいでしょう。
もちろん、正看護師へのキャリアアップへの道もありますし、とりあえず准看護師の資格を求めるといいのではないでしょうか。
正看護師は、主任や看護婦長、部長などの道が開かれいるので、十二分に看護師としての責任ある仕事をまっとうでき、やりがいもあります。昇進するごとに、それなりの報酬が得られ社会的地位もアップします。
最後に
「看護師になるのは難しいのでは?」「うまく注射ができるかどうか不安だから・・・」など、なりたいなぁって思っているけど、どうしても今一歩踏み込めない人は少なくないと思います。
看護師にはしっかりとしたカリキュラムがあるし、自信を持って教えられたことを実行し経験を積んでいくと、決して出来ないことはありません。
もし、時間にあまり余裕ない人や、経済的に働かなければいけない人は、比較的容易に取得できる准看護師の資格をお勧めします。
2年間准看護師学校もびっちりと授業するのではなく、働きながらでも取得は出来るので一度パンフレットを取り寄せてみて、検討をしてみてはいかがでしょうか。
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