最近、新卒で初めて働いた新人がすぐに会社を辞めることが取りざたされています。
これは、会社員にとどまらず、看護学校を卒業して初めて病院で働くことになった新人看護師も同様のことが言えます。
せっかく、猛勉強して看護学校に入学し卒業したのになぜ、すぐ「やめたい病」にかかるのか?
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人間関係や厳しい先輩の下についた、教えられたことをすぐに出来なくてミスを連発してしまうなど、たくさんの理由があるでしょう。
これは、新人の看護師にとっては試練といっていいのではないでしょうか。
「絶対!先輩たちや医師の人たちに認められるように一人前になってやる!」と強い意志を持つかどうかにかかってきます。
新人看護師がやめたい病にかかる原因
真面目に一生懸命頑張りすぎる
患者の命に関わる仕事なので、絶対にミスをしてはいけないと言うプレッシャーから、全力投球をしてしまい気持ちが空回りをしてしまい逆にミスをしてしまい、ひどく落ち込んでしまいます。
これは、新人看護師の方に多いです。
看護学校時代に色々な医療の事を教わったことが、必ずしも実践で活かせるとは限りません。
同僚の看護師や医師、患者、病院スタッフなどの連携が取れて初めて看護師としての仕事を出来るのです。
新人の時から中々、看護師の仕事に馴染めるのは非常に難しいです。
まずは、目の前の仕事を確実にこなし、覚えていくことから初めていきましょう。
出来るまでやろうとする
例えば、採血が苦手で上手く出来なくて、必死で出来るまでやろうとするとします。
そうすると、早く覚えなきゃ!先輩や医師の人に迷惑をかけてしまうし叱られてしまう・・・とプレッシャーから焦りに変わりやがてストレスへとつながっていくのです。
そのストレスが知らず知らずのうちに溜まっていき、ある一定時期にくるとストレスが爆発してしまい、うつ病へとなり兼ねないのです。
何事も初めてすることを上手くやろうとしても、出来る訳がありません。
少しづつコツコツと確実に目の前にある仕事をこなしていくうちに、知識や技術は身に付いてくるのです。
自分には出来る、これをやらなければならないなど、自信過剰になったり絶対にしなければならないなどの気持ちを捨てることです。
少しづつ小さなことをこなすことだけを考えましょう。
「そんな事も出来ないの!?」「もっとしっかりしてちょうだい!」など、先輩看護師に言われてもとにかく、目の前にある仕事を全力で覚えることをしましょう。
コツコツと毎日努力をしていけば、必ず医療技術、医療知識は身に付いていきます。
新人の同期と自分を比較してしまう
自分は一生懸命、看護師として働いているのにどうしても、同期の人より遅れをとっているように感じてプレッシャーを感じてしまうと、やがて悩みやストレスとなってしまいます。
そして「同期の人には出来て私にはこの仕事が出来ない・・・私はこの看護師と言う仕事は向いていないのか?」と自分を自分で追い込んでしまうのです。
もちろん、自分だけがこの様なストレスやプレッシャーを感じている訳ではありません。
同期の看護師の人だって、同じ様な悩みを必ず持っていることを忘れてはいけません。
そう考えると「自分だけじゃないんだ・・・」と、フッと気持ちに余裕が出来て肩の力が抜けるのではないでしょうか。
まとめ
新人看護師は、看護学校で学習した知識しかないので、初めて病院で働くので分からないことがあって当然です。
人間関係や勤務体制は慣れるしかありません。
先輩看護師や病院スタッフなどに叱られると、落ち込むの当然だと思いますが、これも新人看護師の試練だと割り切って、とにかく目の前にある仕事を確実にこなしコツコツと努力して覚えていきましょう。
その積み重ねが1年経ち、2年経ち、3年経ち、そして一人前の看護師として独り立ちをしていくのです。
これは、ガミガミ言っている先輩看護師たちも経験はしているはずです。
経験は貴重な財産です。
色々な経験を積み、コツコツと努力をして、3年後に何でも知っているベテランと言われるナースになることをイメージして頑張って仕事をしていきましょう。
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