こんにちは!嫁が看護師をしている旦那ブログの大西です。
寒い日が続き、インフルエンザやノロウイルスなど感染症の病気が現在、蔓延しています。
嫁が働いている内科クリニックや耳鼻科クリニックでは、熱が出てくる患者さんの8割はインフルエンザ(現在は少し落ち着いてきていますが)で、たまにノロウイルスの患者さんが診察に来るそうです。
とにかく、この時期はマスク、手洗いうがいの予防は必ずやりましょう。
と言う事で、今回は子供に多い中耳炎について看護師である嫁に聞いてみました。
なぜ中耳炎が起こるのか?
中耳炎は耳から水が入ったりして菌が増殖して炎症を起こし、痛みなどが出るとお考えの方は多いと思います。
実は中耳炎は、鼻の奥にある耳管を通って鼓膜の内側に入った菌が増殖して炎症を起こすのです。
つまり、中耳炎は鼓膜の奥(内側)で炎症を起こして、痛みなどが出ます。
子供が水遊びやプールから出てきたときに「耳が痛い」と言っていると「中耳炎かな?」と思ってしまうのは、間違いだと言えます。
風邪の菌は喉や鼻の粘膜に菌が張り付いて増殖して、喉の痛みや鼻が出たり鼻が詰まったりするのですが、中耳炎はその菌が鼻の奥にある耳管を通って中耳炎を引き起こします。
中耳炎の原因のほとんどは、風邪の菌から来るのです。もちろんこれは、子供に限りらず成人した大人も中耳炎になる人はいるのです。
鼓膜の内側の炎症が軽い場合は、鼓膜が少し赤くなる充血程度ですが、これがひどくなり重症化すると鼓膜の内側に膿がたまり、痛みが出てきて鼓膜から膿が耳から出てきます。
そうなると、強い痛みが出てきますが、膿を出し切ると痛みは和らいできます。
なぜ子供に中耳炎が多いのか?
耳管は鼻の奥と耳の中耳にある中耳腔とをつなぐ「道」ですが、子供ときはこの耳管が短い為に、風邪をひいたときの菌がこの耳管を通って中耳に入ってきやすくなり中耳炎を引き起こしてしまいます。
この耳管ですが、小さい子供が年齢を重ねることで成長し、だんだんを顔が大きくなるにつれ、耳管が長くなり角度も変わってくるので菌が侵入しにくくなる作りになるのです。
ですので、小学生高学年ぐらいから中耳炎の症状が出にくくなってきます。
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子供が中耳炎になるサインとは?
中耳炎になると痛みが出てくるので、言葉を話せる幼児ぐらいになってくると「耳が痛い!」と言ってすぐに病院へ連れていけますが、まだ、言葉も話せない乳児になると中耳炎になっているかどうか分からないケースがあります。
- 名前を読んでも聞こえていないのか反応しない
- 手でしきりに耳を触っている
- 首をよく振る
- 機嫌が悪く、ぐずってばかりいる
- 泣き出す
など、実際には耳が痛い、聞こえにくいなど子供なり必死になって耳の違和感のサインを出します。
子供の仕草や癖などは、毎日子供を見ているママさんが一番良く知っていると思うので「おや?耳を気にしているところがあるな」と思ったら耳鼻咽喉科の診察を受けるようにしましょう。
中耳炎の治療方法
耳の違和感で耳鼻咽喉科に行くと、医師は特殊な器具(耳鏡)で耳の内部を診ます。
そして、鼓膜の状態を診て中耳炎と診断すると、痛みがあるときは痛みを抑える鎮痛剤を処方し、もし、膿が出ていると膿を綺麗に取り除く治療をします。
そして、腫れがひどいと抗生物質の薬を処方し、耳の内部の菌をなくすようにします。
中耳炎はすぐには治りません。しばらくは、処方された抗生物質の薬を飲み続け、菌を完全に無くします。
そして、何度か病院で診察してもらい、医師が完治した診断を受けるまで病院へ通い続けましょう。
痛みがなくなったから、病院へは行かなくてはいいだろう・・と決して自分では判断しないように。
特に子供の場合は、しっかりと医師が「もう大丈夫」と診断するまで病院へ通いましょう。
もし、まだ中耳炎が完治してなくて「痛みが無いから」「子供が耳を気にしなくなった」と勝手に判断して、病院へ行くのやめてしまうと、膿が耳の中に残っていると再発する可能性は大になります。
中耳炎を起こさないためには
中耳炎の原因は風邪菌などが、鼻の奥にある耳管から中耳に入り込んで炎症をおこすので、まずは風邪を引かないようにマスクやうがい手洗いをするようにしましょう。
もし、風邪を引いて鼻水が出てきてら、頻繁に鼻水をだすようにして下さい。
子供はどうしても鼻をすすって吸い込もうとするので、鼻をすすのはやめさせて鼻をかんで出すようにして下さい。
また、幼児はまだ鼻がかめないので、市販の吸入器などで鼻水を吸ってあげるか病院へ言って鼻水を吸い取ってもらいましょう。
とにかく、鼻から入り込んだ菌の原因がほとんどなので、ひどくなる前に病院へ言って診てもらいましょう。
まとめ
幼児の場合、耳の違和感は幼児の仕草で判断するしかありません。
とにかく、鼻が出てきて風邪気味のときは、すぐに耳鼻咽喉科に行って診察してもらいしょう。
耳鼻咽喉科によっては、鼻の吸引のみで診察が終わってしまう事があるのでもし、子供が耳の違和感を訴えている場合は、医師にしっかりと告げて「耳の診察もお願いします」と言いましょう。
中耳炎になって、ほっておくと難聴になったり最悪の場合手術と言うケースもあるので、とにかく「風邪を引いた」「耳に違和感がある」など少しでも気になる事がある場合は、すぐに耳鼻科の病院で診察してもらいしょう。
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