こんにちは!嫁が看護師をしている旦那ブログの大西です。
インフルエンザが全国で猛威をふるっていますが、いまいちインフルエンザに対しての知識や疑問がある方がいらっしゃると思います。
例えば、インフルエンザの検査なぜしないの?どの薬が一番有効なの?等々、ちょっとした疑問について看護師である嫁に聞いてみました。
Q:なぜ、熱があるのにインフルエンザの検査をしないの?
A:インフルエンザが流行っている時、熱があって病院へ行ってもインフルエンザの検査をしてもらえないケースがあります。
内科の先生の横についている看護師の嫁曰く、
- インフルエンザの検査はある一定の菌がないと、検査には出ない
- 熱が38℃以上あり、熱が出て12時間以上経つと90%以上の確率で検査の結果が出る
- 熱があって医師が「インフルエンザの検査は様子を見てから」と検査をしない意向を示した時、どうしても検査をしてもらいたいときは医師に「検査をして下さい」と申告をする
インフルエンザの検査をするしないの判断は医師によって違います。
明らかに熱が12時間以上38℃以上ある場合は検査をしますが、まだ12時間経っていない、微熱があるなど、検査をするかしないか微妙な時は医師の判断で決定します。
また、インフルエンザの予防接種をしていると、熱があまり出ないことがあるので、心配でしたら医師に検査をしてもらうよう申告して下さい。
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Q:インフルエンザの薬の特徴を教えて?
A:インフルエンザの薬は、タミフル、リレンザ、イナビル、ラピアクタ、シンメトレルの5種類があります。
それぞれの特徴は
タミフル
カプセル状の薬で、一般的にインフルエンザの症状が出れば処方されます。
このタミフルはA型、B型のインフルエンザに効果があり、インフルエンザ菌の増殖を抑える効果があります。
インフルエンザが発症し、48時間以内に服用しなければなりません。
もし、発症後48時間以上経っていれば、タミフルの効果は見込めません。
服用量は1日2回で5日間となっていて、副作用は動機や血圧低下などがみられます。
リレンザ
この薬は吸入薬で、専用の吸入器を使って鼻から吸入します。
このリレンザはA型、B型のインフルエンザに効果があり、直接気道に薬を入れることで即座にインフルエンザの菌の増殖を抑えることができます。
症状を早く抑えるために、薬局で処方されましたらすぐに吸引することが大切です。
服用量は1日2回で5日間となっていて、副作用は下痢や吐き気、発疹などがみられます。
イナビル
この薬は吸入薬で、専用の吸入器を使った鼻から吸入します。
このイナビルは同じ吸入薬のリレンザと違い、一回の吸入で薬の治療は終了でA型、B型のインフルエンザに効果があります。
但し、10歳以上は2回、10歳未満は1回の吸入です。
1回の吸入で治療を終えるため、しっかりと気管に吸入しなければならなく、医師や看護師の指導のもと吸入します。
このイナビルは苦い味がするので、小さいお子さんにイナビルを吸入する際は、特に注意が必要です。
私の次男がこのイナビルで治療を行ったのですが、別の8歳ぐらいの子供がイナビルの薬の苦さに泣いて、吸入ができなくて看護師の方が非常に困っていましたね。
なので、小さいお子さんにイナビルを使用するときは、医師の方によく相談してからにしましょう。
服用量は1回で、副作用は胃腸炎、じんましんなどがみられます。
ラピアクタ
この薬は点滴薬で1回の点滴で治療は終了です。
このラピアクタはA型、B型のインフルエンザに効果があり、300mgを15分かけて点滴注射をします。(症状の重い方は2回、点滴するケースがあります)
このラピアクタもタミフルと同じくインフルエンザが発症し、48時間以内に服用しなければなりません。
服用量は1回の点滴(症状により2回)で、副作用は嘔吐、下痢などがみられます。
シンメトレル
この薬は液状で、1日に40~120mgを分割し口から投与します。
このシンメトレルはA型のインフルエンザのみに効果があります。
現在ではこのシンメトレルを使用することはほとんどないです。
シンメトレルは徐々にインフルエンザ菌が耐性を持ち、解熱作用や症状緩和に時間がかかってしまうと言う結果で出ているのです。
今は、別の病気の治療薬に使われています。
服用量は1日に40~120mg分割投与し、副作用はショック症状、心不全などがみられます。
Q:インフルエンザの投与薬で異常行動は起こるの?
A:今はそれほど耳にしなくなりましたが、インフルエンザにかかり薬を飲ませると、薬の副作用で異常行動を起こし、窓が飛び降りたりするといったことが話題になっていました。
特に小学生や中学生のお子さんに、多く見られるといったことが言われていました。
しかし、厚生労働省は異常行動とインフルエンザ薬の因果関係が確認されず「インフルエンザ自体に異常行動が引き起こす場合ある」と言う報告があります。
いずれにせよ、インフルエンザにかかった小学生や中学生のお子さんは、発症から2日間は目を離さないようしましょう。
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